国情報 コロンビア
国   名 面積
(1,000平
方キロ)
人口
(100
万人)
主要言語 首  都 独立年月 国民総所得
(GNI)
100万米ドル
1人当り
GNI
米ドル
通貨単位 英語による名称
コロンビア共和国 1,139 42.32 スペイン語 ボゴタ 88,047 2,080 ペソ Republic of Colombia

国名

正式名称は、Republica de Colombia. 通称、Colombia。
公式の英語表記は、Republic of Colombia. 通称、Colombia。
日本語の表記は、コロンビア共和国。通称、コロンビア。
国名はアメリカ大陸の「発見」者クリストファー・コロンブスに由来する。


歴史

■紀元前〜スペイン進出以前

紀元前10450年頃に、ボゴタ近郊のエル・アブラ("El Abra") の遺跡で先史文化の萌芽が見られる。紀元前1000年、アメリカ・インディアンのグループは南アメリカでインカに次いで最も優れていたといわれる行政システムであったカシケと呼ばれる首長による一種の首長制国家群("cacicazgos")を発展させた。その好例をムイスカ、カリマ、キンバヤ、タイロナ、シヌーなどの部族とその文化に見ることができる。

■植民地化〜大コロンビア成立

西暦1500年に、ロドリゴとバスティダスに率いられたスペイン人探検家がカリブ沿岸を訪れるとそれに続いて1502年、クリストファー・コロンブスはカリブ海とチョコ(Choco)の西岸を航行する。 1508年バスコ・バルボアはウラバを征服し始める。 1513年、ヨーロッパ人は太平洋を初めて発見し、Mar del Surすなわち「南の海」と名付けると、続いてペルーとチリに到達する。1525年にアメリカ大陸最初のヨーロッパ人の町サンタ・マリア・ラ・アンティグア・デル・ダリエン(Santa Maria la Antigua del Darien)を今のチョコ県に建設する。その地域の先住民族は、チブチャ(Chibchan) とカリブ(Karib,今のカリブ族)が多数を占め、スペイン人の武力での征服の結果、病気、搾取などによりの著しい人口減少が起こった。16世紀になるとヨーロッパ人はアフリカから奴隷を送り込み始める。

スペイン人はアメリカ征服後、ボゴタにヌエバグラナダ副王領を置いた。

19世紀はじめに独立戦争が始まり、スペイン軍と独立派の死闘が繰り広げられた。独立運動は10年余りに及び、1810年スペインからの独立を宣言した。南米解放の英雄シモン・ボリバルを大統領として作られたコロンビア共和国(大コロンビア)が、ヌエバグラナダを最終的に解放した。このコロンビアは南米北部を占める大国家だったが、1830年にエクアドルとベネズエラが分離し、残存部がヌエバグラナダとなった。

■コロンビア共和国成立以降

コロンビアの首都ボゴタ1885年現在のコロンビア共和国になった。 保守党と自由党が結成され、2大政党制とされるが、政情が不安定な時期が長期に及んでいる。 建国当初から政党間の対立が続いた末、1889年には自由党急進派による蜂起「千日戦争」勃発。およそ10万人の犠牲者を出したとされる。 その後政党間の対立が小康状態になるも、両党ともに支持基盤を富裕層(保守党はローマ・カトリック教会および大地主、自由党は新興企業家)のため、農民などに対する圧政が続き、政党間の争いと複雑に絡み合い、不安定な社会情勢が続いた。

1946年以降の十数年間はビオレンシア(暴力)の時代と謂われ、争いが頂点に達した。 1948年ボゴタ騒動発生。1953年、軍事クーデターによりゴメス大統領を追放。ロハス将軍が政権を握る軍部独裁政権になる。1955年ロハスが人民弾圧をおこなった地主達に恩赦をかけたために農民蜂起。これに対し武力で弾圧するビジャリカ戦争勃発。FARCの母体が出来上がる。1956年ロハスに敬意を示さなかったという理由で多数の市民が虐殺される「牛の首輪」虐殺事件。1957年反ロハス勢力の高まりによりロハス大統領辞任。

1958年、自由党と保守党による「国民戦線」体制が成立。これは両党間で4年毎に政権を交替するという「たらいまわし」連立政策であった。この事に反対する自由党農民の蜂起が相次ぐ。 1966年コロンビア革命軍(FARC)発足。 1974年「国民戦線」体制終了。通常選挙が執り行われる。 1986年に就任したバルコ大統領により、麻薬取締り作戦が実行。1989年麻薬カルテルとの大規模ゲリラ戦闘「麻薬カルテル戦争」勃発。 1990年、大統領に就任したカビリアは野党を含む挙国一致内閣を組閣、翌年、新憲法が公布された。 1998年に就任したパストラーナ大統領は、対米関係重視の政策をとり、翌1999年1月にはFARCとの和平対話を開始するも、2002年初頭のFARCによるテロを受け、和平プロセスを中止。同夏就任したウリベ大統領は治安回復を重点課題とし、左翼ゲリラや右翼の「コロンビア自警軍連合」(AUC)などの準軍組織対策に力を注ぐ。2006年5月、ウリベは大統領に再選した。

日本では、2006年9月に元コロンビア駐日大使の長男が日本に滞在中にアメリカ人の男性を殺害したとして国際指名手配された。それに伴い、元コロンビア駐日大使の次男が大麻取締法違反の現行犯で逮捕された。

政治


1991年、新憲法公布される。新憲法下で初の総選挙が行われ、政教分離や連邦主義を主張する都市工業者に基盤を持つ自由党が勝利した。しかし、左翼ゲリラの攻撃は激化し、石油施設などへの攻撃が相次いでいる。
2006年8月7日、二期目となるアルバロ・ウリベ(55)大統領が就任演説で反政府武装集団との和平への決意を示した。コロンビアでは40年以上内戦が続いている。任期は四年。

地理

北部にはマグダレナ川、東部にはブラジルのネグロ川に連なるグアビアーレ川が流れる。また北部には国名と同様、コロンブスにちなんで名づけられた国内最高峰クリストバル・コロン山がある。

経済

エメラルドの産出量は世界市場の約80%を占める。1990年時点では300万カラットに達した。コーヒー豆の産出量は世界で二番目である。最近では大規模な油田も発見されるなど産業は豊かであるが、貧富の差が激しく治安は悪い。またコカインなどの麻薬産業が問題となっている。

コロンビアは1991年制定の憲法により、すべての地下資源を国家が所有している。コロンビアの鉱物資源は埋蔵量に対して生産量が少なく、未発達な状態である。しかしながら、石炭、石油、天然ガスを産し、全輸出額に占める原油と石炭の割合は30%に達する。コロンビアの石炭産出量は西半球に限定すれば3位に達する。品位の高い瀝青炭の比率も高い。油田はベネズエラ国境に近いマグダレナ川流域に分布する。最も重要な金属資源は世界シェア7位(5.1%)を占めるニッケル鉱(7.1万トン、2003年)である。そのほか、鉄、銅、鉛、金、白金、銀、マグネシウムを産する。金と白金の産出量は南米では2位、1位を占める。すべての金属鉱床はアンデス山脈に沿って点在する。このほか、リン鉱と塩も産出する。


国民


住民は、メスティーソが58%、ヨーロッパ系が20%、ムラートが14%、アフリカ系が4%、アフリカ系とインディオの混血が3%、インディオが1%である。

言語はスペイン語が公用語であり、日常生活でも使われている。

宗教は、ローマ・カトリックが90%である。

 

















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